ある若人のブログ

どこかで学生をしているかもしれません

夢のあと

 最近よく夢を見ます。

 

 

 精神の安定を欠き,深い睡眠に至れない日々が続いていました。部屋の電気をつけたまま寝落ちていたのも悪いのですが。おかげで,我が家には朝4時半ごろに新聞配達が来るということもしっかり把握しました。新聞配達のお兄さん(あるいはお姉さんかもしれません)は部屋の電気がこんな時間についていることをどう思っているのでしょうか。

 

 

 そんなことはどうでもよくて,夢の内容は結構様々です。夢の内容を記憶しておこうと思ったことは少ないので,今ここで中身を諳んじられるのはわずかですが,断片的にはいくつか思い出せます。この前は死後の世界で中学時代からの親友と,極楽に行くか地獄に落ちるかの審判を待っていました。すごい夢だぁ。

 結局私はチベットにいそうな坊さんのもとで白いドラゴンに生まれ変わり,生まれ故郷で黒いドラゴンに命を狙われ,少女と協力してブラックドラゴンに瀕死のダメージを与えたところで生き絶えそうなそのドラゴンにベートーヴェン交響曲第7番を聞かせているところで目が覚めました。なんて夢だ。

 

 

 安直に「夢占い ドラゴン」で検索してみると,意外にも多くのページがヒットします。龍が出てくるのは幸運の象徴らしく,白いドラゴンは物事が良い方向に向かうことの暗示,龍に追われる夢はストレスや不安の暗示,ちなみに2匹以上の龍が現れるのは「これ以上欲張ると幸運を逃してしまう」だそう。余計なお世話じゃ。

 

 

 夢の中で叫ぼうとしたことはありますか?私はここ最近の夢の中でなんども叫ぶ場面がありました。しかし,そういった時は決まって声がかすれて出ません。やっと出たと思った時に目が醒めることが多いのですが,先述のドラゴンの夢の時にどうやら現実でも叫んでいるらしいということに気づきました。夢と現実がリンクするというのは恐ろしいことです。声がかすれて出ない時の夢の中での恐怖は底知れぬものがあるのですが,現実でも同様に苦しみ悶えているのでしょうか。

 

 

 夢の中で人を殺したこともあります。近所に住む知り合いの首を絞めていました。殺される夢は意外と吉夢らしいですが,殺す夢ってどうなんでしょう。何にせよあまりいい気分ではありません。この夏に久しぶりにその人に会ったのですが,元気そうで安心しました。本人を目のまえにしても殺害衝動は起こらなかったのでホッとしました。

 

 

 自分一人だけの夢はあんまり見たことなく,大抵は誰か他の人が出てきます。夢に気になる子が出てきて,自分の想いに気づくなんてのは思春期にありがち(要出典)ですが平安時代の我々の祖先は,自分のことが好きな人が夢にまで会いにきたんだ,と考えていたそうです。現在とは真逆の考え方ですが,それはそれでありなんじゃないでしょうか。こちらの方がロマンがあるので私はこちらの説を信じています。私が想いを寄せている人が夢に出てくることが滅多にないので,その意味で皮肉にもこちらを信じるしかないのもあります。

 高校時代,通学の電車内で毎日のように見ていた(電車が2両編成で30分に1本しかないので高確率で見かけるのです),名前も知らない女子高生が夢に出てきたことがあります。まあ実際顔だけ見れば好みではあったのですが,実は相手も私のことを密かに見ていたのかもしれません。……まさに寝言は寝て言えというやつです。その人とは当然のように一言も会話するどころか,目も合ったことなく電車で見かけることはなくなりました。

 また,同じ人が2日連続で出てきたこともあります。そんなことは後にも先にもこの1回きりなのでよく覚えています。片方は告白される夢だったので,一体どうしたことかと思ったりもしました。私がなんども会いたがったのか,彼女がなんども会いにきてくれたのか,どうなんでしょうかね?